【建築CAD検定3級】合格するための対策とは?
建築CAD検定3級では、2時間の制限時間の中で、「参考図」と「完成図」を参考に、特徴の違う4種の図面を書き上げます。
そこで、合格するための対策について、まとめてみました。
建築CAD検定3級って難しい?素人でも受かる?
3級試験は、最低限必要とされるCADの操作ができるかどうか確認する試験です。
与えられた建築図面をCADシステムを使って正しくトレースする実力を備えているかを問う。
http://www.aacl.gr.jp/06shiken-naiyou01.html
3級は、実社会で求められる CAD トレース技術者を設定しているんだとか。
そのため、与えられた図面その通りのものを、ささっと書き上げる能力が試されます。
2級のように、図面から読み取る建築の知識などはあまり必要ありません。正確にトレースする能力が大切です。
では、簡単か?というと、やはり素人には簡単ではないです。
CADの操作に慣れ、車線や円などの書き方を使いこなし、図面1枚を20分以内に書き上げる能力が必要となります。
3級で出題される4種の図面とは?
毎年、出題される問題には決まったパターンがあります。そこで、過去問を手に入れて、問題に慣れるようにしましょう。
試験で配布される問題用紙は、A4両面印刷の紙が5枚。表裏、以下のような構成になっています。
- 1枚目:「表紙」と「問題および補足説明」(文字のみ)
- 2枚目:「A-02参考図」と「A-02完成図」(30分の1)
- 3枚目:「B-02参考図」と「B-02完成図」(100分の1)
- 4枚目:「C-02参考図」と「C-02完成図」(100分の1)
- 5枚目:「D-02参考図」と「D-02完成図」(30分の1)
4枚の図面は、A、B、C、Dと名前が付けられていますが、毎年内容は以下のような種類です。
- 階段平面図(曲線や斜め線多い)
- 通り芯・寸法・通り芯記号(斜め線と寸法)
- 柱・壁・間仕切壁(太さの違う線と包括)
- 壁と窓(細かなトレース)
( )内には、それぞれの図面の特徴を示しました。ぞれぞれ特徴があり、得意や苦手な種類もあるので、過去問を何種類か解いて、苦手図面は克服しましょう!
時間配分と提出方法
試験では、2時間以内に4枚の図面を書き上げ、データに「受験番号A」といった名前を付けて保存したら完成となります。
「いずれか1つでも回答図面データがない場合は採点対象外になる」そうなので、4枚の図面に対し、以下の作業をはやめにやりましょう。
- A4版で縮尺設定(1/30や1/100)したファイルを作る
- 「受験番号+A~D」で保存
- 右下の枠に指示通りの枠線を作成
- そこに「タイトル」「縮尺」「受験番号と氏名」を記入
- 上書き保存
上記の作業で、先に4つのファイルを作ってから図面を書く作業に入ります。
特異な図面はさっさと仕上げ、苦手な図面に時間を費やしましょう。最後に確認する時間をつくることを忘れずに!
どの図面もささっと書けるように、練習だ~!!