【建築CAD検定2級】平面詳細図作成のおおまかな手順

建築CAD検定2級で書くのは、「平面詳細図」と「南立面図」の2枚。ここでは「平面詳細図」の書き方について、概要をまとめました。

1つ1つについては、今後詳細にまとめたいと思います。まずは、流れをつかんで、できるだけ早く書き上げるようにしたいですね!

まずは設定をして、構造をささっと書き上げる

参考図は1/100の図面ですが、1階平面図は1/50です。指定通りに用紙を設定して、土台となる構造を正確に作り上げましょう!

1、まずは用紙の設定
A 3の横、縮尺は1/50レイヤーをわけて名前をつけ、1枚のレイヤーにはグリッド線を引きファイル名をつけて保存しておきます。

2、壁芯寸法を入れながら書き上げる
壁芯を書く必要はないのですが、すべての土台となる壁芯は書いておくと便利。寸法を測定しながら壁芯を書き込み、寸法を入れて確認しながら全体図を作ります。複線、伸縮、消去などのコマンドをフル活用して、手際よく完成させます。

3、壁芯をもとに、壁(構造体線仕上げ線)を作図する
正確に完成した壁芯をもとに、構造体線仕上げ線を複線で書き込みます。「留線」をつけた「両側複線」を「全選択」で書きこむと便利。レイヤーや線の太さを変えるのを忘れずに。

サッシュなどの建具をていねいに書き込む

サッシュ(Sash)とは、いわゆるサッシ。金属性の窓枠などです。玄関や窓、室内ドアなど、建具を書きこんでいきます。その後、台所や風呂などの設備や、階段デッキポーチを書き込みます。細かい部分ですので頑張って!

4、建具を書きこむ
サッシュといっても種類はいろいろ。「引違窓」、「片開き窓」、「FIX窓」など、図面から判断して、正確に書きます(掃き出し窓の場合は、線が要らないなどのルールもあります)。扉などの建具も同様。コピぺできるところは、コピペして要領良く作業しましょう。

5、設備家具を書きこむ
台所、風呂、洗面所、トイレなどの設備を、丁寧に書き込みます。建築後に、施主が持ち込む家具などは、破線で書き込みます。四角や楕円を組み合わせ、きれいに書きあげましょう。

6、階段デッキなどを書き込む
階段やデッキなどを書き込みます。ハッチを利用して、斜め線網かけで空間をうめます。細かい部分まで手を抜かずに作業しましょう。

線を消すなど仕上げをおこなう

たくさんの情報を図面に書きこんできましたが、最後の仕上げでは、必要のない線などは消して、きれいにしていきます。部屋の名前などの必要事項を書き込んで、仕上げとなります。

7、建具の壁を抜いてきれいにする
建具の部分に残っている壁を抜いていきます。レイヤーの選択を変えて、効率よく正確に抜いていきましょう。

8、部屋の名前を書きこむ
問題の図面を参考に、「キッチン」「リビング」「洋室A」などの室名を書き込んでいきます(「クローゼット」は「クロゼット」となっていることが多いので注意!)。「デッキ」などのハッチ部分は、白抜きにしてから文字を書き込みましょう。

9、最終仕上げをして提出
図面の中央下にタイトル、右下に受験番号と名前を書きこみます。そして、改めて問題や説明を読み直し、図面を見直しましょう。最終版を保存します。

これでやっと平面図が完成です。平面図が間違っていると、南立面図も間違ってしまうことがあります。正確に書くことができたか、良く見直しましょう。

これらの作業を、さらさらっとできるようになるといいですね!

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